人口の高齢化が進む中、脊椎脊髄疾患を有する患者様は増加の一途をたどっており、我々脊椎脊髄外科医の必要性は益々高まっております。また新しい薬剤や治療法が次々と出現し、その情報を的確に判断することが重要となってきています。
グローバリゼーションの時代に研究者が広く参集し、さらに大規模の研究を実施し発表、討論、学術交流を通じ、斯学の発展ひいては社会へ資することが求められています。
そこで、われわれ東海地区の脊椎脊髄外科医が集って名古屋脊椎グループ(Nagoya Spine Group、略称NSG)を設立いたしました。また、特定非営利活動法人(NPO)の認証を平成19年6月22日に受けました。
この法人は広く脊椎脊髄疾患を有する人々に対し、実証に基づく医療の開拓と、知識や医療技術の普及および予防に関する事業を行い、地域と社会の健康の増進を図り広く社会に貢献することを目的としており、その使命は重大なものがあると存じます。
以下に本法人の主事業を列記します。
@ 脊椎脊髄疾患に関する疫学研究事業
A 脊椎脊髄疾患の治療に関わる人々の教育事業
B 脊椎脊髄疾患に関する情報の社会に関する広報事業
C 脊椎脊髄疾患の治療に用いられる機材、薬品の有効性に関する受託研究事業
D 脊椎脊髄疾患に関する学術活動への支援事業
そして、脊椎脊髄疾患に関する各種臨床研究を行い、日本整形外科学会、日本脊椎脊髄病学会などの日本の主たる学会のみならず国際頚椎学会、国際腰痛学会など海外学会においても成果の公表に勤めています。さらに論文化も進め、Spine等の著名な海外雑誌で報告できる研究も多数出てまいりました。また医療関係者へのセミナー、患者さんや一般市民の方を対象とした市民公開講座等も定期的に開催して、参加者も増加してきています。
必ずやこの名古屋脊椎グループによる研究成果は、患者さんはもとより日本の脊椎脊髄外科医、脊椎脊髄外科関連企業への福音になると信じております。
■ NSGの歴史 | |
2005年より設立準備に入り、 | |
2006年1月 | NSGの発足 |
2007年6月 | NPO認証 |
2008年2月28日 | 第1回NSG総会 |
2009年2月14日 | 第2回NSG総会 |
2009年6月25日 | 第3回NSG総会 |
2010年7月1日 | 第4回NSG総会 |
2011年6月2日 | 第5回NSG総会 |
2012年6月28日 | 第6回NSG総会 |
2013年6月27日 | 第7回NSG総会 |
2014年7月2日 | 第8回NSG総会 |
2015年7月2日 | 第9回NSG総会 |
2016年6月30日 | 第10回NSG総会 |
2017年6月29日 | 第11回NSG総会 |
2018年6月28日 | 第12回NSG総会 |
2019年6月27日 | 第13回NSG総会 |
2020年6月25日 | 第14回NSG総会(Web開催) |
2021年6月24日 | 第15回NSG総会(Web開催) |
2022年6月30日 | 第16回NSG総会(現地・Webハイブリット開催) |
2023年6月29日 | 第17回NSG総会(現地・Webハイブリット開催) |
2024年7月4日 | 第18回NSG総会 |
この法人の会員は、次の2種
(1) 正会員 この法人の目的に賛同して入会し活動を推進する個人及び団体
(2) 賛助会員 この法人に賛同し、入会した個人及び団体
役名 | 氏名 | 所属 |
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理事長 | 松山 幸弘 | 浜松医科大学 整形外科 |
副理事長 | 松原 祐二 | 刈谷豊田総合病院 |
副理事長 | 金村 徳相 | 江南厚生病院 |
理事 | 辻 太一 | 豊田厚生病院 |
理事 | 片山 良仁 | 片山整形外科リハビリクリニック |
理事 | 今釜 史郎 | 名古屋大学 整形外科 |
理事 | 小林 和克 | 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 |
理事 | 出口 正男 | 長野赤十字病院 |
理事 | 伊藤 圭吾 | 中部ろうさい病院 |
監事 | 柴田 義朗 | 柴田・羽賀法律事務所 |
監事 | 酒井 義人 | 国立長寿医療研究センター |
(敬称略、役職別)